プレスリリースの中で、一番最初に読み手の目に触れるのが「タイトル」です。プレスリリースはこの「タイトル」の内容次第で、読まれるかどうかが決まるとも言われています。
今回は、そんなプレスリリースの「タイトル」の重要性、「タイトル」を作る際のポイントや、気を付けるべき点を解説します。
ここからは、プレスリリースのタイトルがなぜ重要なのかを解説していきます。プレスリリースにおいてタイトルが重要な理由、それは「読み手はタイトルしか見ていない」からです。
例えば、テレビ、新聞、雑誌などのメディア関係者は、毎日送られてくる膨大な量のプレスリリースの中から、読むプレスリリースを選定します。何百通と送られてくるプレスリリース全てに目を通すのは不可能ですので、メディア関係者は、まず「タイトル」を見て読むかどうかを判断しています。
つまり、いくら本文の内容が良くても、タイトルで惹きつけられなければ、中身を見られさえしないということです。
一般の読者も同様に、SNSやニュース配信サイトなどの発展により、情報で溢れかえっていますので、読む記事を選ぶ決め手となるのは「タイトル」になります。
思い返してみてください、皆さんも、ニュース配信サイトやYoutubeなどで読みたい、見たいとなる記事や動画は、大体タイトルで判断していることが多くないですか?
このように、情報の溢れた現代社会においては、メディア関係者だけではなく、一般の読者に読んでもらうためにも「タイトル」が重要になってくるのです。
プレスリリースにとって「タイトル」が如何に重要か、分かっていただけたでしょうか?
では、どうすれば「タイトル」で読者を惹きつけることができるのでしょうか。ここからは、そんな読者を惹きつける「タイトル」作りのポイントを解説していきます。
1つ目は、「読者の興味を惹くワードを入れる」です。興味を惹くワードとは、「社会」や「季節」などのトレンドを取り入れたワードや、「新規性」や「意外性」などの、インパクトのある要素を取り入れたワードなど、ニュースバリューのあるワードのことです。
今ですと、例えばエンタメでは、「蛙化現象」なんて言葉は、テレビ番組やニュースサイトで見ない日はないくらい流行っていますよね。
もっと社会情勢に目を向けると「LGBTQ」や「ジェンダーレス」といった言葉も多く目にします。
このような、ニュースやSNSで良く目にするワードに絡めることで、読み手の興味を惹くタイトルを作ることができます。
2つ目は、「タイトルの文字数は20~30文字程度に収める」です。これには理由が2つあり、1つ目の理由はパッと見ただけで、内容を把握しやすいという点です。
タイトルは長ければ長いほど、短ければ短いほど内容が読者に伝わりづらくなります。この、長くもなく短くもない、かつ読者に一発で理解してもらえる文字数が20~30文字となります。
2つ目の理由は、Webでのタイトル表示の都合です。Webでは、タイトルが長すぎると途切れて表示されてしまいます。しかし、30文字程度であれば、途切れずにタイトルを表示させることができます。
3つ目は、「アピールしたいキーワードは前へ持ってくる」です。アピールしたいキーワードはタイトルの前へ持ってくるようにしましょう。
これは、まず最初に目につく場所が、タイトルの前半であること、そして、上でも解説したようにWebでは、タイトルが途切れることがありますが、アピールしたいキーワードを前へ持ってくることで、途切れてもある程度、伝えたいことを伝えられるようになります。
4つ目は、「プレスリリースの内容が端的に分かるように」です。例えば、PR WAKAYAMAオープンのプレスリリースを配信するとしましょう。
「和歌山の自治体、企業は県外向けの発信手段が乏しい、そんな状況を改善するために地域の情報やお店情報、経営者インタビューなどを掲載するサイトをオープン、サブスク入会でプレスリリースも掲載可能!」
こんなタイトルはどうでしょうか。説明調のもどかしい文章が続き、何を伝えたいのかパッと見では全くわかりません。
では、こんなタイトルはどうでしょうか。
「和歌山から全国へPR。サブスク型プレスリリース配信サイト「PR WAKAYAMA」xx月xx日オープン」
こちらのタイトルであれば、「和歌山 プレスリリース配信サイト」というキーワードで、「和歌山でプレスリリースを配信できるサイトについての内容である」ということが一目で分かります。
このように、プレスリリースの内容が端的に分かるタイトルにすることで、タイトルだけで伝えたいことをアピールすることができます。
ここまで、読者を惹きつけるタイトル作りのポイントを解説しました。ここからは、タイトルを作る際に、やってはいけない気を付けるべきポイントを解説します。
ここで紹介する内容は、やっていると読者の目を惹けないだけでなく、自社の信用に関わってくるケースもありますので、もし、既にプレスリリースを作っている方も、1度チェックしてみてください。
1つ目は「タイトルと本文の内容がリンクしているか」です。冒頭でも解説したように、多くの読者はタイトルを見て読むか読まないかを判断します。タイトルに書いた内容が本文に書かれていなければ、読者からすれば騙されたような気分になり、会社に対するマイナスイメージが付いてしまう可能性があります。
そのため、配信前にタイトルと本文の内容がリンクしているか、必ずチェックするようにしましょう。
2つ目は「事実のみを伝えているか」です。特に、「日本初」や「世界一」「業界初」などの表現を使う際は注意が必要です。もし、事実でなければ誇張表現となってしまいます。
これも、会社の信用問題に関わってきますので、これらの表現を用いる場合は、必ず事実であることを確認してから使用するようにしましょう。
そして、タイトルを作った際には、本当に事実のみを記載しているのか、必ずチェックするようにしましょう。
3つ目は「具体的に記載できているか」です。例えば、「早い」という表現を使う場合、
「なにがどう早いのか、時間はどのくらいかかるのか」など、具体的に書かれていなければ、読者も想像がしにくいですよね。
そのため、タイトルを作る際は「具体的に記載できているか=抽象的な表現になっていないか」を必ずチェックするようにしましょう。
数字や固有名詞を使うと文章に具体性が出るのでおすすめです。
いかがだったでしょうか。今回は読者を惹きつけるプレスリリースの作り方を解説しました。読者がプレスリリースを読むか読まないか判断するのは、タイトルが9割とも言われています。
プレスリリースを作成する際には、読者の目を惹くタイトルを作ることを、心がけるようにしましょう。た
だし、読者の目を惹きたいがために、誇張表現や嘘の情報を記載することは、会社の信用に関わりますので、配信前には必ずチェックして、不適切な情報が含まれていないか確認するようにしましょう。
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