和歌山の高級魚「クエ」の旬はいつ？おすすめのクエ料理店も紹介！

和歌山のグルメと言えば、和歌山ラーメンや那智勝浦のマグロ、なれ寿司などがありますが、それらと同じくらい有名な食べ物が「クエ」です。クエは幻の高級魚とも言われており、特に天然のクエは水揚げされることが少なく、市場にも出回りにくい魚です。

そんな希少な天然のクエが水揚げされる場所が和歌山にあります。

今回は、和歌山で水揚げされる高級魚「クエ」の旬やおすすめのクエ料理のお店を紹介します。

クエってどんな魚？

クエはスズキ目ハタ科マハタ属の魚で、南日本沿岸から東シナ海～台湾にかけて広く生息しているものの、成長速度が遅いため、大型のクエは漁獲量が少なく高い時では1kg数万円になることもある高級魚です。

クエ料理って？

出典：和歌山観光協会

クエは白身で淡泊ながらも脂がしっかりと乗っており、刺身はもちろん、煮つけやから揚げ、味噌汁など様々な調理方法で美味しく食べることができます。

中でも、クエの全身を余すことなく調理することができる「鍋」が一番ポピュラーな調理方法です。クエのアラには旨みがギュッと詰まっており、クエのアラで出汁が取ったクエ鍋は絶品です。

和歌山のクエの旬は？

出典：和歌山観光協会

和歌山のクエの旬は10月～12月の秋から冬にかけてと言われています。気温も下がり、肌寒くなってくる時期に食べるクエ鍋は、体の芯まで染み渡ること間違いなしです。

クエは和歌山のどこで水揚げされるの？

出典：和歌山観光協会

さて、そんな幻の高級魚と言われるクエは和歌山のどこで水揚げされるのでしょうか。

クエは和歌山県の日高町で水揚げされます。日高町では古くから郷土料理としてクエが親しまれており、日高町で催される「クエ祭」は江戸時代から続くとされています。

とはいえ、そんなクエと縁の深い日高町でも、漁獲量は少なく、希少な魚となっています。

クエ料理が食べられる和歌山のお店5選

ここからは、クエ料理が食べられる和歌山のお店を5選紹介します。

1．いけす円座

出典：RakutenTravel

いけす円座は、白浜のホテル「シーモア」の中にあるお店です。店の中央に配した大型のいけすには、その日水揚げされた新鮮な魚や貝が所せましと並んでいます。

いけす円座では、焼き、鍋でクエを食べることができます。

2．割烹 岬

出典：和歌山県日高にあるクエの宿・ハモの宿 岬旅館

割烹 岬は和歌山のクエ漁の本場、日高町にある「岬旅館」に併設されたお店です。地元の漁師が経営しており、新鮮なクエ料理を食べることができます。

メニューはクエ鍋コースとクエのフルコースがあり、クエのフルコースでは、クエのヒレ酒、ウロコのから揚げ、お造り、胃袋の山賊焼きなどクエの全身を余すことなく堪能することができます。

3．料理宿 橋本荘

出典：RakutenTravel

料理宿 橋本荘もクエ漁の本場日高町にあるお店です。メニューはクエを様々な料理で堪能できる活クエフルコースです。

こちらのコースでは、クエ鍋はもちろん、お造り、タタキ、から揚げ、炭焼き、茶碗蒸しなどクエの全身を様々な料理で楽しむことができます。

4．民宿 波満の家

出典：和歌山県商工会連合会

民宿 波満の家は「クエの宿」としても知られる日高町にある民宿です。波満の家では、クエの旬である10月～3月の期間に食べることができます。

メニューは定番のクエ鍋から、クエを様々な形で楽しめるクエフルコースがあります。

5．割烹秀よし

出典：割烹秀よし

割烹秀よしは、和歌山市内にあるクエ鍋の食べられるお店です。割烹秀よしでは、食べるだけでなく、季節の魚を捌く様子をカウンター越しに楽しむこともできます。

目玉メニューのクエ鍋は、厚切りのクエの切り身をクエの旨味が溶けだした出汁で食べるクエ尽くしのお鍋となっています。残った出汁で食べる雑炊は絶品です。

JR和歌山駅からも近く、和歌山市へ観光、出張した際にも訪れやすい立地となっています。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は和歌山で食べられる高級魚クエを紹介しました。和歌山には貴重な天然のクエを食べることができるお店がたくさんあります。また、和歌山ではクエの他にもハモやてっちりなど様々な海の幸を食べることができ、海鮮が好きな方にはかなり満足していただけるかと思います。

コロナウイルスによる規制も緩和されつつある今、和歌山でクエ料理に舌鼓を打つのはいかがでしょうか。