
日本にはたくさんのお祭りがあるけど、和歌山にはどんなお祭りがあるのかな?

日高川町に「笑い祭り」っていうおもろい祭りがあるから、紹介するで!
祭りの概要
「笑い祭り」とは、和歌山県日高川町の丹生(にう)神社に江戸時代から伝わる祭りです。正式には「丹生祭」と言い、県の無形民俗芸能に指定されています。
丹生神社は、もともと和佐・江川・山野・松瀬の4地区にあった神社が統合されたもの。現在行われている笑い祭りは、かつて地区ごとに行われていた「和佐の笑い祭」「江川の奴踊り」「山野の雀踊り」「松瀬の竹馬駆」を合わせた例大祭です。
この祭りでは、顔を白塗りにし、頬に真っ赤な「笑」の文字を施した派手な化粧に、赤い頭巾を被り、原色のカラフルな衣装を身に着けるという、まるで道化のような姿をした「鈴振り」と呼ばれる男性が、「笑え!笑え!」「永楽じゃ!永楽じゃ!」と叫び、それに続く枡を持った12人の男たちが大笑いをしながら町を練り歩きます。
鈴振りは道中、飴などを配りながら、見物客にも笑いを促します。その独特な様子から“奇祭”としてメディアにも多く取り上げられるようになり、多くの見物客が訪れるようになりました。
祭りの流れとしては、9時頃に御旅所付近にて「鬼の出会い」という行事が始まり、その後獅子舞が行われたのち11時頃に鈴振りが登場。神輿行列を先導しながら、丹生神社へと移動します。
神社へ到着したあとは、境内で「江川の奴踊り」「山野の雀踊り」「松瀬の竹馬駆」「和佐の踊り獅子」といった伝統演舞が奉納され、祭りがすべて終了するのは17時頃です。
祭りの由来
笑い祭りの由来は、神話時代にまでさかのぼります。神無月(10月)に出雲で行われる神様の会議に出席する予定だった丹生都姫命(にうつひめのみこと)。しかし当日の朝に寝坊をしてしまい、ショックでふさぎ込んでしまったそうです。
そんな彼女を心配した村人たちが、「笑え!笑え!」と慰め、元気づけたのがこの「笑い祭り」の起源とされています。丹生都姫命は豊穣を司る女神です。このような神話から、この地域では笑うことで邪気を払い、五穀豊穣を願うという信仰が根付いていったということです。

丹生都姫命は村人たちのおかげで笑顔を取り戻して、無事に出雲へ行くことができたんやって!

天照大神の天岩戸神話同様、笑いにはすごいパワーがあるんだね!
まとめ
日本一長い二級河川「日高川」が流れる和歌山県日高郡日高川町は、面積のおよそ9割が山林に覆われている自然豊かな町です。普段はのどかな町ですが、年に一度、人々の大きな笑いに包まれます。秋のお出かけ先として、笑い祭りが行われる機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
笑い祭りの基本情報
開催場所 | 丹生神社 和歌山県日高郡日高川町江川1956 |
開催日程 | 10月第2日曜日 |
開催時間 | 9時~17時頃 |
公式サイト | 日高川町観光協会 https://hidakagawa-kanko.jp/miru/nyuujinnja/ |